新着情報・コラム

みかげ塗り-祈りを包む、阿波和紙のぬくもり

みかげ塗り-祈りを包む、阿波和紙のぬくもり

祈り習慣では、さまざまなお位牌を取り扱うとともに、伝統素材の魅力を生かした特別なお位牌づくりにも取り組んでいます。千年以上の歴史を誇る阿波和紙は、藍染をはじめとする染めの文化と深く結びつき、この地ならではの豊かな表情を生み出してきました。 職人の手によって和紙が丁寧に貼られ、幾重にも塗りを重ね、磨き込まれて完成するお位牌には、やさしいぬくもりと確かな存在感が宿ります。 今回は、その阿波和紙を生かした「みかげ塗り位牌」をご紹介します。   みかげ塗り位牌のシリーズ一覧 「美影 -みかげ-」 「星河 -せいが-」 「流星 -りゅうせい-」 「黒影 (黒美影)」   阿波和紙-伝統が宿る柔らかな表情 お位牌の素材に用いられる阿波和紙は、徳島で千年以上の歴史を持つ和紙の名産品です。揉み和紙特有のしわや質感が光を受けて陰影を生み出し、温かみのある表情を与えます。伝統的な染めの技法により、深みのある色合いと独特の風合いをまとい、しっとりとした感触と強度を兼ね備えています。祈りの空間に寄り添い、やさしい温もりを添える素材です。   職人の手仕事が生み出す主な工程 みかげ塗り位牌は、およそ25にも及ぶ工程を経て完成します。阿波和紙の乾燥と染色、木地への貼り付け、金銀粉による加飾、そして塗り重ねと磨き上げ。すべての工程を熟練職人が手作業で行うことで、深みのある光沢と唯一無二の存在感が生まれます。   1. 阿波和紙の乾燥と染色 数か月かけて乾燥させた徳島の阿波和紙に、染料を染み込ませます。しわの陰影を生かすことで、柔らかく立体的な表情が生まれます。   2. 和紙貼り 用途に合わせて素材に染色した和紙を木地に丁寧に貼り付けます。アイロンで形状に合わせ、境目もきれいに整えます。   3.加飾 金粉・銀粉などを手作業で施し、職人の技が生む繊細な装飾を完成させます。...

みかげ塗り-祈りを包む、阿波和紙のぬくもり

祈り習慣では、さまざまなお位牌を取り扱うとともに、伝統素材の魅力を生かした特別なお位牌づくりにも取り組んでいます。千年以上の歴史を誇る阿波和紙は、藍染をはじめとする染めの文化と深く結びつき、この地ならではの豊かな表情を生み出してきました。 職人の手によって和紙が丁寧に貼られ、幾重にも塗りを重ね、磨き込まれて完成するお位牌には、やさしいぬくもりと確かな存在感が宿ります。 今回は、その阿波和紙を生かした「みかげ塗り位牌」をご紹介します。   みかげ塗り位牌のシリーズ一覧 「美影 -みかげ-」 「星河 -せいが-」 「流星 -りゅうせい-」 「黒影 (黒美影)」   阿波和紙-伝統が宿る柔らかな表情 お位牌の素材に用いられる阿波和紙は、徳島で千年以上の歴史を持つ和紙の名産品です。揉み和紙特有のしわや質感が光を受けて陰影を生み出し、温かみのある表情を与えます。伝統的な染めの技法により、深みのある色合いと独特の風合いをまとい、しっとりとした感触と強度を兼ね備えています。祈りの空間に寄り添い、やさしい温もりを添える素材です。   職人の手仕事が生み出す主な工程 みかげ塗り位牌は、およそ25にも及ぶ工程を経て完成します。阿波和紙の乾燥と染色、木地への貼り付け、金銀粉による加飾、そして塗り重ねと磨き上げ。すべての工程を熟練職人が手作業で行うことで、深みのある光沢と唯一無二の存在感が生まれます。   1. 阿波和紙の乾燥と染色 数か月かけて乾燥させた徳島の阿波和紙に、染料を染み込ませます。しわの陰影を生かすことで、柔らかく立体的な表情が生まれます。   2. 和紙貼り 用途に合わせて素材に染色した和紙を木地に丁寧に貼り付けます。アイロンで形状に合わせ、境目もきれいに整えます。   3.加飾 金粉・銀粉などを手作業で施し、職人の技が生む繊細な装飾を完成させます。...

レイアウトパターンについて

レイアウトパターンについて

位牌に刻む内容 位牌は「故人の魂が宿る依り代」とされ、位牌に刻むとされる内容は下記が該当します。 戒名(法名、法号) 俗名(生前のお名前) 位号(居士、大姉など) 没年月日 行年・享年 文字入れサービス(無料) 祈り習慣で取り扱っているお位牌はすべて名入れが可能です(追加費用は発生しません)。商品ページで名入れの有無の項目で「希望する」を選択いただくとレイアウトパターンが選択できます。希望のレイアウトを選択し、パターン別に表示される項目を全て入力してご注文お願いします。 ご注文が確定しましたら、ご注文内容をもとにレイアウトイメージをメールで送信させていただきます。(お支払い方法が銀行振込の場合は、入金確認後のレイアウトイメージ作成となります。) ※祈り習慣からお送りするレイアウト確認メールは返信が必要となります。了承の確認が取れ次第、お位牌の名入れ作業を開始いたしますこと予めご注意ください。 レイアウトパターンの種類 【パターンA】 関東圏に多いレイアウトです。 表面:戒名・命日裏面:俗名・享年または行年 ※表面の【梵字】の有無、種類はお選びいただけます。※裏面の【俗名】という前置きの有無はお選びいただけます。※裏面の「行年」という文字は「行年」「享年」「どちらもつけない」をお選びいただけます。 【パターンB】 関西圏に多いレイアウトです。 表面:戒名裏面:命日・俗名・享年または行年 ※表面の【梵字】の有無、種類はお選びいただけます。※裏面の【俗名】という前置きの有無はお選びいただけます。※裏面の「行年」という文字は「行年」「享年」「どちらもつけない」をお選びいただけます。 【パターンC】 戒名の無いレイアウトです。 表面:俗名(「之霊位」を入れない場合は、カート追加後の備考欄に「俗名のみ」と記載ください。)裏面:命日・享年または行年 ※表面の【梵字】の有無、種類はお選びいただけます。※戒名がない場合はこちらをお選びください。※裏面の「行年」という文字は「行年」「享年」「どちらもつけない」をお選びいただけます。

レイアウトパターンについて

位牌に刻む内容 位牌は「故人の魂が宿る依り代」とされ、位牌に刻むとされる内容は下記が該当します。 戒名(法名、法号) 俗名(生前のお名前) 位号(居士、大姉など) 没年月日 行年・享年 文字入れサービス(無料) 祈り習慣で取り扱っているお位牌はすべて名入れが可能です(追加費用は発生しません)。商品ページで名入れの有無の項目で「希望する」を選択いただくとレイアウトパターンが選択できます。希望のレイアウトを選択し、パターン別に表示される項目を全て入力してご注文お願いします。 ご注文が確定しましたら、ご注文内容をもとにレイアウトイメージをメールで送信させていただきます。(お支払い方法が銀行振込の場合は、入金確認後のレイアウトイメージ作成となります。) ※祈り習慣からお送りするレイアウト確認メールは返信が必要となります。了承の確認が取れ次第、お位牌の名入れ作業を開始いたしますこと予めご注意ください。 レイアウトパターンの種類 【パターンA】 関東圏に多いレイアウトです。 表面:戒名・命日裏面:俗名・享年または行年 ※表面の【梵字】の有無、種類はお選びいただけます。※裏面の【俗名】という前置きの有無はお選びいただけます。※裏面の「行年」という文字は「行年」「享年」「どちらもつけない」をお選びいただけます。 【パターンB】 関西圏に多いレイアウトです。 表面:戒名裏面:命日・俗名・享年または行年 ※表面の【梵字】の有無、種類はお選びいただけます。※裏面の【俗名】という前置きの有無はお選びいただけます。※裏面の「行年」という文字は「行年」「享年」「どちらもつけない」をお選びいただけます。 【パターンC】 戒名の無いレイアウトです。 表面:俗名(「之霊位」を入れない場合は、カート追加後の備考欄に「俗名のみ」と記載ください。)裏面:命日・享年または行年 ※表面の【梵字】の有無、種類はお選びいただけます。※戒名がない場合はこちらをお選びください。※裏面の「行年」という文字は「行年」「享年」「どちらもつけない」をお選びいただけます。

先祖を想う夜に似合う、深みと輝きのお位牌

先祖を想う夜に似合う、深みと輝きのお位牌

お盆まであと数日。祈り習慣の拠点・四国 徳島では、この時期になると地域一体が阿波踊りの熱気に包まれます。本番に向けて、公園や施設では踊り子たちが練習に励み、軽快なリズムが夜風に乗って広がる夜。地域には、自然と活気が満ちています。阿波踊りは、もともとお盆に行われていた盆踊りが発展したもので、先祖の霊を供養する意味を持つ夏の風物詩でもあります。 そんな、先祖を想うこの季節に、夜空がよく似合うお位牌「星輪 しょうりん」をご紹介します。光の角度によって星空のようなきらめきを見せる、深みのある黒のたたずまい。上質さの中にそっと輝きを宿したお位牌が、静かに寄り添います。 お位牌:星輪 具足:アモーレ(ホワイトアッシュ) おリン:チェリン(銀色) 本金仕上げが引き立てる、静かな存在感 「星輪」は、落ち着いた黒を基調とした本体に、きらめく金がさりげなく施された、上質で凛とした佇まいのお位牌です。形状はすっきりとした直線とほどよい丸みによって構成されており、余計な装飾を抑えた、洗練された美しさが漂います。漆黒の本体に浮かび上がる金のあしらいが、まるで静かな夜空に輝く星のように、しっとりとした気品を感じさせます。 全面に本金粉や本金箔を惜しみなく使用。中でも、溝部分に細やかに金粉を入れ込む技法は、長年の経験を積んだ職人にしか成し得ない繊細な仕事です。 華美に走ることなく、あくまで上品に。故人への敬意と祈りを静かに映し出すような、控えめで美しい仕上がりが、「星輪」の魅力をより一層引き立てています。   静かな気品をまとう、繊細な梨地仕上げ 「星輪」は、“梨地(なしじ)”と呼ばれる漆芸技法によって、独特の深みと繊細な輝きをまとっています。落ち着いた黒漆の中に、満天の星を閉じ込めたような微細なきらめきが浮かび上がる様子は、まさに静謐な美の極みといえるでしょう。 梨地加工は、まず黒漆を丁寧に塗り重ねたのち、極細の蒔絵粉を散らすことで、煌めきを加えます。その後、透明な漆を何層にもわたって塗り重ねることで、粉を包み込みながら、奥行きと光沢を持つ表面が仕上がります。 「漆塗料 → 蒔絵粉 → 透漆塗料」の多層構造が生み出すこの仕上げは、光の角度や見る位置によって、わずかに異なる輝きを見せ、時に深く、時にやわらかく、表情を変えていきます。 一つひとつの工程に高い技術が必要とされ、完成までには多くの時間と手間がかかります。その丁寧な積み重ねが、他にはない静けさと品格をたたえた「星輪」ならではの存在感につながっています。 色違いのプラチナには、やわらかな絵柄の提灯を添えて 「星輪」には、もう一つの色違いであるプラチナ仕上げもご用意しています。銀白色の静かな光をまとったその佇まいは、また異なる魅力を放ちます。 撮影では、やさしい絵柄が印象的な盆提灯を添えてご紹介しました。ふわりと浮かぶような柔らかな光が、プラチナの清らかさと響き合い、空間に落ち着きと調和を生んでいます。 なお、このプラチナ仕上げには、安定して制作できる職人が限られており、希少性の高い逸品です。本金タイプと同様、台座の裏面にはプラチナ箔が貼られており、細部まで丁寧に仕上げられた、匠の技が息づく一本となっています。 現代の空間に、凛とした気配をもたらす手元供養 今回は明るい空間で、窓際のテーブルに「星輪」を配置して撮影しましたが、背景が白壁や土壁など、古民家の和の趣を感じる空間や、閉じた室内にもよく調和する佇まいです。 日々の暮らしの中で、手を合わせるという小さな習慣を通じて、故人への思いを静かに育む。そんな祈りの時間を、特別なものではなく、日常の中にそっと取り入れていく。「星輪」は、そうした“静かな祈り”のかたちを支え、暮らしの中に厳かな空間を生み出す存在です。 ご供養のかたちを考える際の、ひとつの参考としてご覧いただけましたら幸いです。

先祖を想う夜に似合う、深みと輝きのお位牌

お盆まであと数日。祈り習慣の拠点・四国 徳島では、この時期になると地域一体が阿波踊りの熱気に包まれます。本番に向けて、公園や施設では踊り子たちが練習に励み、軽快なリズムが夜風に乗って広がる夜。地域には、自然と活気が満ちています。阿波踊りは、もともとお盆に行われていた盆踊りが発展したもので、先祖の霊を供養する意味を持つ夏の風物詩でもあります。 そんな、先祖を想うこの季節に、夜空がよく似合うお位牌「星輪 しょうりん」をご紹介します。光の角度によって星空のようなきらめきを見せる、深みのある黒のたたずまい。上質さの中にそっと輝きを宿したお位牌が、静かに寄り添います。 お位牌:星輪 具足:アモーレ(ホワイトアッシュ) おリン:チェリン(銀色) 本金仕上げが引き立てる、静かな存在感 「星輪」は、落ち着いた黒を基調とした本体に、きらめく金がさりげなく施された、上質で凛とした佇まいのお位牌です。形状はすっきりとした直線とほどよい丸みによって構成されており、余計な装飾を抑えた、洗練された美しさが漂います。漆黒の本体に浮かび上がる金のあしらいが、まるで静かな夜空に輝く星のように、しっとりとした気品を感じさせます。 全面に本金粉や本金箔を惜しみなく使用。中でも、溝部分に細やかに金粉を入れ込む技法は、長年の経験を積んだ職人にしか成し得ない繊細な仕事です。 華美に走ることなく、あくまで上品に。故人への敬意と祈りを静かに映し出すような、控えめで美しい仕上がりが、「星輪」の魅力をより一層引き立てています。   静かな気品をまとう、繊細な梨地仕上げ 「星輪」は、“梨地(なしじ)”と呼ばれる漆芸技法によって、独特の深みと繊細な輝きをまとっています。落ち着いた黒漆の中に、満天の星を閉じ込めたような微細なきらめきが浮かび上がる様子は、まさに静謐な美の極みといえるでしょう。 梨地加工は、まず黒漆を丁寧に塗り重ねたのち、極細の蒔絵粉を散らすことで、煌めきを加えます。その後、透明な漆を何層にもわたって塗り重ねることで、粉を包み込みながら、奥行きと光沢を持つ表面が仕上がります。 「漆塗料 → 蒔絵粉 → 透漆塗料」の多層構造が生み出すこの仕上げは、光の角度や見る位置によって、わずかに異なる輝きを見せ、時に深く、時にやわらかく、表情を変えていきます。 一つひとつの工程に高い技術が必要とされ、完成までには多くの時間と手間がかかります。その丁寧な積み重ねが、他にはない静けさと品格をたたえた「星輪」ならではの存在感につながっています。 色違いのプラチナには、やわらかな絵柄の提灯を添えて 「星輪」には、もう一つの色違いであるプラチナ仕上げもご用意しています。銀白色の静かな光をまとったその佇まいは、また異なる魅力を放ちます。 撮影では、やさしい絵柄が印象的な盆提灯を添えてご紹介しました。ふわりと浮かぶような柔らかな光が、プラチナの清らかさと響き合い、空間に落ち着きと調和を生んでいます。 なお、このプラチナ仕上げには、安定して制作できる職人が限られており、希少性の高い逸品です。本金タイプと同様、台座の裏面にはプラチナ箔が貼られており、細部まで丁寧に仕上げられた、匠の技が息づく一本となっています。 現代の空間に、凛とした気配をもたらす手元供養 今回は明るい空間で、窓際のテーブルに「星輪」を配置して撮影しましたが、背景が白壁や土壁など、古民家の和の趣を感じる空間や、閉じた室内にもよく調和する佇まいです。 日々の暮らしの中で、手を合わせるという小さな習慣を通じて、故人への思いを静かに育む。そんな祈りの時間を、特別なものではなく、日常の中にそっと取り入れていく。「星輪」は、そうした“静かな祈り”のかたちを支え、暮らしの中に厳かな空間を生み出す存在です。 ご供養のかたちを考える際の、ひとつの参考としてご覧いただけましたら幸いです。

現代の住まいに似合う、スタイリッシュな木目のお位牌「サーフ」

現代の住まいに似合う、スタイリッシュな木目のお位牌「サーフ」

お位牌というと、伝統的で格式高いイメージをお持ちの方も多いかもしれません。ですが最近では、現代のライフスタイルやインテリアに調和する、シンプルで洗練されたデザインを選ばれる方も増えてきています。 お盆の季節は特に、ご先祖様への思いを込めて盆提灯を飾り、手元を整える方も多いでしょう。そんな時期だからこそ、祈りの空間も自分の暮らしに馴染むデザインで整えたいものです。 今回ご紹介するのは、木目調の素材が目を引く、スタイリッシュな佇まいのお位牌「サーフ」です。以前「ステージ「フォンテーヌ」とのコーデ」でもご紹介しましたが、ウォールナットとメープル、2種の銘木を組み合わせたデザインは、お仏壇やステージ無しでも十分にインテリアに溶け込みます。 お位牌:サーフ(ウォールナット) 具足:アモーレ(ホワイトアッシュ) おリン:チェリン(銀色) 木の表情が際立つ、シンプルで上質なデザイン お位牌「サーフ」は、世界三大銘木のひとつであるウォールナットと、明るくやわらかな印象のメープルを組み合わせた、コントラストが美しいモダンなお位牌です。ゆるやかなウェーブを描く台座がやさしい印象を添え、しっかりとした存在感を持ちながらも、主張しすぎない洗練されたフォルムに仕上がっています。 大きな装飾がなくとも、2種の木材がもつ自然な木目と色合いのバランスが、空間全体を引き締め、静かで美しい佇まいを演出します。そのシンプルでモダンなデザインは、インテリアにこだわりを持つ若い世代からも支持されています。 「サーフ」を含む銘木位牌の魅力のひとつは、すべてが一点ものであること。木は一本一本異なる表情を持ち、その個性がそのままデザインに活かされています。自然が生み出した豊かな風合いと、手仕事によるぬくもりが重なり、どこか故人の面影を感じさせてくれるような、やさしい存在感をたたえています。   自然体で祈る、新しい供養のスタイル 「サーフ」の温かみのある木目は、どんなインテリアにもよくなじみ、従来のお仏壇やお位牌への敷居の高さを感じさせません。これにより、より身近に、手元で供養を続けていくことができます。祈ることは故人への敬意だけでなく、「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えることでもあります。この気持ちを持つことは、自分自身の心にもポジティブな影響をもたらすのです。 毎日の暮らしの中で、祈りや感謝を伝える時間を習慣にする。インテリアの一部としてそっと寄り添いながら、大切な方への想いを紡ぐひとときを、ぜひ「サーフ」と共にお過ごしください。

現代の住まいに似合う、スタイリッシュな木目のお位牌「サーフ」

お位牌というと、伝統的で格式高いイメージをお持ちの方も多いかもしれません。ですが最近では、現代のライフスタイルやインテリアに調和する、シンプルで洗練されたデザインを選ばれる方も増えてきています。 お盆の季節は特に、ご先祖様への思いを込めて盆提灯を飾り、手元を整える方も多いでしょう。そんな時期だからこそ、祈りの空間も自分の暮らしに馴染むデザインで整えたいものです。 今回ご紹介するのは、木目調の素材が目を引く、スタイリッシュな佇まいのお位牌「サーフ」です。以前「ステージ「フォンテーヌ」とのコーデ」でもご紹介しましたが、ウォールナットとメープル、2種の銘木を組み合わせたデザインは、お仏壇やステージ無しでも十分にインテリアに溶け込みます。 お位牌:サーフ(ウォールナット) 具足:アモーレ(ホワイトアッシュ) おリン:チェリン(銀色) 木の表情が際立つ、シンプルで上質なデザイン お位牌「サーフ」は、世界三大銘木のひとつであるウォールナットと、明るくやわらかな印象のメープルを組み合わせた、コントラストが美しいモダンなお位牌です。ゆるやかなウェーブを描く台座がやさしい印象を添え、しっかりとした存在感を持ちながらも、主張しすぎない洗練されたフォルムに仕上がっています。 大きな装飾がなくとも、2種の木材がもつ自然な木目と色合いのバランスが、空間全体を引き締め、静かで美しい佇まいを演出します。そのシンプルでモダンなデザインは、インテリアにこだわりを持つ若い世代からも支持されています。 「サーフ」を含む銘木位牌の魅力のひとつは、すべてが一点ものであること。木は一本一本異なる表情を持ち、その個性がそのままデザインに活かされています。自然が生み出した豊かな風合いと、手仕事によるぬくもりが重なり、どこか故人の面影を感じさせてくれるような、やさしい存在感をたたえています。   自然体で祈る、新しい供養のスタイル 「サーフ」の温かみのある木目は、どんなインテリアにもよくなじみ、従来のお仏壇やお位牌への敷居の高さを感じさせません。これにより、より身近に、手元で供養を続けていくことができます。祈ることは故人への敬意だけでなく、「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えることでもあります。この気持ちを持つことは、自分自身の心にもポジティブな影響をもたらすのです。 毎日の暮らしの中で、祈りや感謝を伝える時間を習慣にする。インテリアの一部としてそっと寄り添いながら、大切な方への想いを紡ぐひとときを、ぜひ「サーフ」と共にお過ごしください。

コーディネート#8 格式を伝える、呂門型位牌「一重呂門」

コーディネート#8 格式を伝える、呂門型位牌「一重呂門」

お位牌は、ご先祖様や大切な方への想いを託し、日々心を通わせるための大切な存在です。選ぶ際には、その姿にどこか故人の面影や、ご家族の気持ちが重なるようなものを手に取りたい。そんな想いに静かに寄り添ってくれるのが、今回ご紹介する「一重呂門」のお位牌です。 歴史あるかたちを受け継ぎながらも、彫刻を抑えた直線的なデザインが凛とした印象を与え、漆黒の艶やかな塗りが静けさと気品をそっと添えてくれます。 今回は、緑が涼やかな開放的な空間に、しきみや提灯を飾り、お盆の季節に寄り添う祈りのしつらえとして撮影しました。現代の暮らしにやさしくなじむ、新しい祈りのかたちをご紹介します。 お位牌:一重呂門(黒塗り) お仏壇(ステージ):フォンテーヌ(ホワイト) 具足:アモーレ(ホワイトアッシュ) おリン:チェリン(銀色)   直線が美しい、現代に映える呂門型 「呂門」は、古くから伝わる“楼門型”と呼ばれるお位牌の一種。その名の通り、台座の脚の形状が楼門に似ていることから、この名がつけられたとされています。 彫刻を抑えたすっきりとしたフォルムが特徴で、現代の住空間にも自然と馴染む洗練された印象をもっています。過度な装飾を省いた造形に、深みのある黒と金のアクセントが映え、落ち着きの中にも格調が感じられる仕上がりです。   手仕事が映す、漆と金の上質な佇まい お位牌の塗装には、日本製のカシュー漆を使用しています。艶やかで深い黒色と、やわらかく光を受ける金色の装飾が絶妙に調和し、控えめながらも存在感を放っています。 長年の経験を持つ職人が、一つひとつ丁寧に手塗りで仕上げており、滑らかな塗り肌や細部まで整った美しさが特徴です。手に取った際のしっかりとした重みや質感からは、職人の手仕事ならではの温もりと確かな技術が伝わってきます。   ナチュラルモダンな仏壇にも、やさしくなじむ 「一重呂門」は、古典的な美意識を受け継ぐ形式でありながら、現代の手元供養やコンパクトな仏壇にもよく似合います。今回はやさしい木目調が印象的なミニ仏壇「フォンテーヌ」に合わせてみました。 ナチュラルな色合いと漆黒のコントラストが美しく際立ち、空間に静けさと格調をもたらします。「フォンテーヌ」は、花を飾れる正面パネルやスライド式の棚を備えた自由度の高いステージ。細部まで丁寧に仕上げられた設計は、「一重呂門」との相性もよく、上品な祈りの空間を演出します。   穏やかな祈りの時間に寄り添うかたち 代々受け継がれてきたご先祖様への敬意と感謝を、静かにたたえるために。「一重呂門」は、そうした想いにふさわしく、気品と温もりをあわせ持つお位牌です。 お盆の季節には、しきみや提灯をそっと添えて、日々の祈りにやさしい彩りを加えてみてはいかがでしょうか。暮らしの中に自然と溶け込み、心を整えるひとときへと導いてくれる存在として。そして、時を超えて大切な記憶をつなぐ象徴として。現代のライフスタイルにやさしく寄り添う、新しい供養のかたちを、ぜひ感じてみてください。

コーディネート#8 格式を伝える、呂門型位牌「一重呂門」

お位牌は、ご先祖様や大切な方への想いを託し、日々心を通わせるための大切な存在です。選ぶ際には、その姿にどこか故人の面影や、ご家族の気持ちが重なるようなものを手に取りたい。そんな想いに静かに寄り添ってくれるのが、今回ご紹介する「一重呂門」のお位牌です。 歴史あるかたちを受け継ぎながらも、彫刻を抑えた直線的なデザインが凛とした印象を与え、漆黒の艶やかな塗りが静けさと気品をそっと添えてくれます。 今回は、緑が涼やかな開放的な空間に、しきみや提灯を飾り、お盆の季節に寄り添う祈りのしつらえとして撮影しました。現代の暮らしにやさしくなじむ、新しい祈りのかたちをご紹介します。 お位牌:一重呂門(黒塗り) お仏壇(ステージ):フォンテーヌ(ホワイト) 具足:アモーレ(ホワイトアッシュ) おリン:チェリン(銀色)   直線が美しい、現代に映える呂門型 「呂門」は、古くから伝わる“楼門型”と呼ばれるお位牌の一種。その名の通り、台座の脚の形状が楼門に似ていることから、この名がつけられたとされています。 彫刻を抑えたすっきりとしたフォルムが特徴で、現代の住空間にも自然と馴染む洗練された印象をもっています。過度な装飾を省いた造形に、深みのある黒と金のアクセントが映え、落ち着きの中にも格調が感じられる仕上がりです。   手仕事が映す、漆と金の上質な佇まい お位牌の塗装には、日本製のカシュー漆を使用しています。艶やかで深い黒色と、やわらかく光を受ける金色の装飾が絶妙に調和し、控えめながらも存在感を放っています。 長年の経験を持つ職人が、一つひとつ丁寧に手塗りで仕上げており、滑らかな塗り肌や細部まで整った美しさが特徴です。手に取った際のしっかりとした重みや質感からは、職人の手仕事ならではの温もりと確かな技術が伝わってきます。   ナチュラルモダンな仏壇にも、やさしくなじむ 「一重呂門」は、古典的な美意識を受け継ぐ形式でありながら、現代の手元供養やコンパクトな仏壇にもよく似合います。今回はやさしい木目調が印象的なミニ仏壇「フォンテーヌ」に合わせてみました。 ナチュラルな色合いと漆黒のコントラストが美しく際立ち、空間に静けさと格調をもたらします。「フォンテーヌ」は、花を飾れる正面パネルやスライド式の棚を備えた自由度の高いステージ。細部まで丁寧に仕上げられた設計は、「一重呂門」との相性もよく、上品な祈りの空間を演出します。   穏やかな祈りの時間に寄り添うかたち 代々受け継がれてきたご先祖様への敬意と感謝を、静かにたたえるために。「一重呂門」は、そうした想いにふさわしく、気品と温もりをあわせ持つお位牌です。 お盆の季節には、しきみや提灯をそっと添えて、日々の祈りにやさしい彩りを加えてみてはいかがでしょうか。暮らしの中に自然と溶け込み、心を整えるひとときへと導いてくれる存在として。そして、時を超えて大切な記憶をつなぐ象徴として。現代のライフスタイルにやさしく寄り添う、新しい供養のかたちを、ぜひ感じてみてください。

コーディネート#7 手仕事が彩る、やさしい祈りの「おとずれ」

コーディネート#7 手仕事が彩る、やさしい祈りの「おとずれ」

お位牌には、実にさまざまなデザインがあります。すでにご自宅にお位牌がある場合は、その様式に合わせて選ぶこともありますが、そうでない場合は、故人様の印象を重ねながら、自由にお選びいただくことができます。今回ご紹介するのは、「おとずれ」という名のお位牌です。札の上部には赤いグラデーション、台座には桜と梅の蒔絵があしらわれており、女性らしさや春のぬくもりを感じさせるやさしいデザインが特徴です。撮影は、大きな窓から自然光がやさしく差し込む、木の温もりあふれる和の空間で行いました。手元にそっと置けるコンパクトなサイズ感ながら、繊細な彩りと手仕事のぬくもりが宿る、特別なお位牌です。  お位牌:おとずれ お仏壇(ステージ):フォンテーヌ(ホワイト) 具足:アモーレ(ホワイトアッシュ) おリン:チェリン(銀色) 光の中で表情を変える、鮮やかなグラデーション 「おとずれ」は、当店オリジナルのお位牌で、やわらかなフォルムと現代の空間にもなじむモダンな佇まいが特徴です。中でも目を引くのが、漆塗料と伝統技法「溜塗(ためぬり)」を掛け合わせて表現された、奥行きのあるグラデーション。光の当たり方によって印象が変わり、静かな中に確かな存在感を放ちます。   桜と梅を描いた、職人手描きの蒔絵 台座には、日本を代表す梅と桜の花が、熟練の職人の手によって描かれた蒔絵で施されています。現在広く流通している印刷による「スクリーン蒔絵」とは異なり、すべてが手作業による本格的な技法です。 蒔絵は台座の表裏両面に描かれており、お好みに合わせて向きをお選びいただけるリバーシブル仕様となっています。繊細な筆致や幾重にも重ねられた色彩が生み出す立体感は、機械では再現できない深みを持ち、祈りの空間にやさしく、そして華やかな彩りを添えてくれます。 お盆の祈りに寄り添う、季節のしつらえ 撮影では、お盆の時期にあわせてシキミを飾りました。仏花として親しまれるシキミは、清らかな香りを持ち、邪気を払うとされる縁起の良い植物です。 また、主張の少ないシンプルな盆提灯を飾って季節の気配を添えています。ゆらめく灯りは、おとずれの彩りとともに、やさしくご先祖様をお迎えする雰囲気を演出します。   ナチュラルなミニ仏壇とも調和する、凛とした佇まい 「おとずれ」は、ウォールナットやナチュラルウッドなどを使った、現代的なミニ仏壇・ステージタイプとも相性が良いお位牌です。 すっきりとしたデザインが特長のミニ仏壇「フォンテーヌ」と合わせてみました。ホワイトの背板が「おとずれ」のグラデーションを引き立て、やさしくも凛とした存在感を放ちます。明るくやわらかな木目の中に、蒔絵の彩りがアクセントとなり、シンプルで印象的な祈りの空間が完成しました。 また、ご夫婦で祀られる場合には、「おとずれ」と同じ蒔絵柄を採用した方円位牌と並べて配置するのもおすすめです。絵柄に統一感を持たせつつ、異なるフォルムが互いを引き立て合い、静かで上質な祈りの場を演出してくれます。 光と木のぬくもりに包まれた、やさしい祈りの時間を 撮影では、明るい陽の光がやさしく差し込む空間の中で、「おとずれ」の繊細な美しさがいっそう際立ちました。光の角度によって表情を変えるグラデーションや、蒔絵の上品な輝きが、心落ち着く祈りのひとときを演出してくれます。 主張しすぎない華やかさと静かな存在感を持つ「おとずれ」は、現代の暮らしに寄り添う新しい祈りのかたちとして、そっと手を合わせる時間をより穏やかで豊かなものにしてくれます。ぜひ、あなたの大切な空間に取り入れてみてください。

コーディネート#7 手仕事が彩る、やさしい祈りの「おとずれ」

お位牌には、実にさまざまなデザインがあります。すでにご自宅にお位牌がある場合は、その様式に合わせて選ぶこともありますが、そうでない場合は、故人様の印象を重ねながら、自由にお選びいただくことができます。今回ご紹介するのは、「おとずれ」という名のお位牌です。札の上部には赤いグラデーション、台座には桜と梅の蒔絵があしらわれており、女性らしさや春のぬくもりを感じさせるやさしいデザインが特徴です。撮影は、大きな窓から自然光がやさしく差し込む、木の温もりあふれる和の空間で行いました。手元にそっと置けるコンパクトなサイズ感ながら、繊細な彩りと手仕事のぬくもりが宿る、特別なお位牌です。  お位牌:おとずれ お仏壇(ステージ):フォンテーヌ(ホワイト) 具足:アモーレ(ホワイトアッシュ) おリン:チェリン(銀色) 光の中で表情を変える、鮮やかなグラデーション 「おとずれ」は、当店オリジナルのお位牌で、やわらかなフォルムと現代の空間にもなじむモダンな佇まいが特徴です。中でも目を引くのが、漆塗料と伝統技法「溜塗(ためぬり)」を掛け合わせて表現された、奥行きのあるグラデーション。光の当たり方によって印象が変わり、静かな中に確かな存在感を放ちます。   桜と梅を描いた、職人手描きの蒔絵 台座には、日本を代表す梅と桜の花が、熟練の職人の手によって描かれた蒔絵で施されています。現在広く流通している印刷による「スクリーン蒔絵」とは異なり、すべてが手作業による本格的な技法です。 蒔絵は台座の表裏両面に描かれており、お好みに合わせて向きをお選びいただけるリバーシブル仕様となっています。繊細な筆致や幾重にも重ねられた色彩が生み出す立体感は、機械では再現できない深みを持ち、祈りの空間にやさしく、そして華やかな彩りを添えてくれます。 お盆の祈りに寄り添う、季節のしつらえ 撮影では、お盆の時期にあわせてシキミを飾りました。仏花として親しまれるシキミは、清らかな香りを持ち、邪気を払うとされる縁起の良い植物です。 また、主張の少ないシンプルな盆提灯を飾って季節の気配を添えています。ゆらめく灯りは、おとずれの彩りとともに、やさしくご先祖様をお迎えする雰囲気を演出します。   ナチュラルなミニ仏壇とも調和する、凛とした佇まい 「おとずれ」は、ウォールナットやナチュラルウッドなどを使った、現代的なミニ仏壇・ステージタイプとも相性が良いお位牌です。 すっきりとしたデザインが特長のミニ仏壇「フォンテーヌ」と合わせてみました。ホワイトの背板が「おとずれ」のグラデーションを引き立て、やさしくも凛とした存在感を放ちます。明るくやわらかな木目の中に、蒔絵の彩りがアクセントとなり、シンプルで印象的な祈りの空間が完成しました。 また、ご夫婦で祀られる場合には、「おとずれ」と同じ蒔絵柄を採用した方円位牌と並べて配置するのもおすすめです。絵柄に統一感を持たせつつ、異なるフォルムが互いを引き立て合い、静かで上質な祈りの場を演出してくれます。 光と木のぬくもりに包まれた、やさしい祈りの時間を 撮影では、明るい陽の光がやさしく差し込む空間の中で、「おとずれ」の繊細な美しさがいっそう際立ちました。光の角度によって表情を変えるグラデーションや、蒔絵の上品な輝きが、心落ち着く祈りのひとときを演出してくれます。 主張しすぎない華やかさと静かな存在感を持つ「おとずれ」は、現代の暮らしに寄り添う新しい祈りのかたちとして、そっと手を合わせる時間をより穏やかで豊かなものにしてくれます。ぜひ、あなたの大切な空間に取り入れてみてください。