塗位牌(黒塗り位牌)とは?今も選ばれ続ける理由とその魅力

塗り位牌のサムネイル

お位牌を探していると、「塗位牌」や「黒塗り位牌」という言葉を目にすることがあります。

塗位牌は、黒く艶のある美しい仕上がりと金文字が特徴のお位牌で、古くから多くのご家庭で選ばれてきました。現在でも、伝統的なお位牌として親しまれ、住まいや供養のスタイルが変化した現代でも選ばれ続けています。

では、なぜ塗位牌は長く愛されてきたのでしょうか。

今回は、塗位牌(黒塗り位牌)の特徴や、今も多くの方に選ばれる理由についてご紹介します。

塗位牌(黒塗り位牌)とは?

左から、阿波塗勝美、阿波塗春日、阿波塗葵角切

塗位牌とは、木地の表面を黒く塗装して仕上げたお位牌のことです。「黒塗り位牌」と呼ばれることもあり、多くの方がお位牌と聞いて思い浮かべる、黒い艶と金文字のお位牌がこれにあたります。

春日や勝美、葵角切など、さまざまな形のお位牌がありますが、これらの多くは塗位牌として仕上げられています。それぞれの形には特徴があり、名前にも由来があります。

また、塗位牌は昔ながらの仏壇だけでなく、近年増えているコンパクトな仏壇やステージ型の供養スペースにも合わせやすく、現代の暮らしにも馴染むお位牌として選ばれています。

黒い仕上げが受け継がれてきた理由

塗位牌の特徴である黒い仕上げは、見た目の印象だけを考えて選ばれたものではありません。

古くから日本では、黒と金の組み合わせは落ち着きや格式を感じさせる色合いとして親しまれてきました。お位牌も、黒い塗装に金文字を施すことで、故人様のお名前が美しく映え、手を合わせる場にふさわしい落ち着いた佇まいが生まれます。

また、黒という色は周囲の空間を引き立てるため、華美になりすぎず、仏壇や供養スペース全体を穏やかな雰囲気にまとめてくれます。

時代が変わっても、この落ち着いた印象が多くの方に受け継がれている理由の一つといえるでしょう。

今も塗位牌が選ばれ続ける理由

右斜めから見たスマイルに供えた阿波塗春日

塗位牌が長く選ばれ続けているのは、伝統があるからという理由だけではありません。

まず、黒い艶のある仕上げは金文字との相性が良く、戒名や法名が読みやすく、美しく引き立ちます。

また、春日や勝美、葵角切など、長年親しまれてきた形との調和も魅力です。受け継がれてきた形と黒い仕上げが合わさることで、落ち着きのある佇まいが生まれます。

さらに、塗位牌は流行に左右されにくいことも特徴です。住まいやインテリアが変化しても違和感なく馴染み、長く手を合わせるお位牌として安心して選ぶことができます。

故人様を偲ぶ大切な存在だからこそ、年月を重ねても変わらない落ち着きや安心感が、多くの方に選ばれる理由となっています。

現代の住まいにも自然に馴染む

和室に安置された仏壇に拝む女性(位牌:阿波塗春日、仏壇:フォンテーヌ ブラック、リン:たまゆらリンセット)「黒塗り位牌は和室や昔ながらの仏壇にしか合わない」と思われることがありますが、実際には現代の住まいにも自然に馴染みます。

近年では、リビングに置けるコンパクトな仏壇や、棚の上に設けるステージ型の供養スペースなど、供養のスタイルも多様になっています。

塗位牌は、落ち着いた色合いとすっきりとした印象から、こうした空間にも違和感なく調和します。大切なのは場所ではなく、日々無理なく手を合わせられる環境を整えることです。

暮らしに合わせて供養の形が変わっても、塗位牌は変わらず故人様を身近に感じられる存在として寄り添ってくれます。

塗位牌を選ぶときのポイント

左から、春日、勝美、葵角切の3種類の位牌の正面アイテムイメージ

塗位牌を選ぶ際は、見た目だけでなく、暮らしや供養のスタイルに合っているかを考えることも大切です。

例えば、

  • 仏壇や供養スペースとのバランス
  • お位牌のサイズ
  • 春日・勝美・葵角切などの形
  • 戒名や法名が読みやすい文字入れ

などを確認しながら選ぶことで、長く大切に使える一基と出会いやすくなります。形ごとの特徴やサイズの違いも知っておくと、より納得して選ぶことができるでしょう。

最後に

塗位牌(黒塗り位牌)は、黒い艶のある仕上げと金文字が特徴の、長年親しまれてきたお位牌です。その落ち着いた佇まいは、昔ながらの仏壇だけでなく、現代の住まいにも自然に馴染み、今も多くの方に選ばれています。お位牌は、故人様とのつながりを感じ、日々手を合わせるための大切な存在です。塗位牌の特徴や魅力を知ることで、ご自身やご家族に合ったお位牌選びの参考になれば幸いです。

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