永代供養・墓じまい後の位牌はどうする?自宅で供養を続ける方法
永代供養や墓じまいを選んだ後、「位牌はどうすればいいのか」「仏壇はもう必要ないのか」と悩まれる方が増えています。お墓の形が変わっても、自宅での供養を続けたいという気持ちは自然なことです。
この記事では、永代供養後の位牌の扱い方と、自宅で故人と向き合い続けるための手元供養の考え方をご紹介します。
永代供養とは?

永代供養とは、遺族の代わりに霊園・寺院が遺骨を管理・供養するお墓のスタイルです。お墓の後継者が不要で、一般墓より費用を抑えやすいことから近年注目を集めています。
以前は身寄りがない・跡継ぎがいないといった理由で選ばれることが多かった永代供養ですが、近年では「子どもにお墓のことで負担をかけたくない」「お墓よりお金を遺したい」という理由で選ぶ方が増えています。
ただし、注意したいのが「永代=永久ではない」という点です。永代供養の契約期間は決まっていることがほとんどで、33回忌までが一般的です。契約期間が過ぎた遺骨は、他の方の遺骨とまとめて合祀されることが多いです。
なぜ「墓じまい」「永代供養」が増えているのか?

厚生労働省の「衛生行政報告例」によると、改葬(墓じまいを含むお墓の引っ越し)件数は年々増加しており、近年では年間15万件を超える年もあります。2000年代前半の約7万件と比べると、20年で約2倍にまで増加しています。
背景には主に3つの理由があります。
- 少子高齢化・核家族化:継承者が遠方に住んでいる、または後継ぎがいない
- 経済的な負担:維持管理費や法要費用を次世代に残したくない
- 価値観の変化:「形」にとらわれず、もっと身近な供養を求める方が増えた
永代供養にしたら、位牌はどうすればいい?
永代供養を選んだ場合、位牌の扱いには主に下記のような選択肢があります。
自宅でそのまま保管・供養を続ける
永代供養をしていても、自宅に位牌を置いて手を合わせることは何の問題もありません。お墓は寺院・霊園に任せながら、日々の供養は自宅の位牌で続けるというスタイルを選ぶ方が多くいらっしゃいます。
お寺に一時預かりをお願いする
すぐに処分は決められないが、自宅に置く場所がないという場合は、菩提寺や永代供養先の寺院に数ヶ月〜数年単位での一時預かりを相談する方法があります。まずはお付き合いのある寺院にご相談ください。
位牌をお焚き上げする
閉眼供養(魂抜き)の儀式を経てから、お焚き上げで処分する方法です。菩提寺に相談するとそのまま対応いただけるケースが多いですが、近年は環境への配慮からお焚き上げを行わない寺院も増えているため、事前に確認が必要です。菩提寺が遠方・不明な場合は、仏壇仏具店や専門業者に依頼する方法もあります。なお、浄土真宗では「閉眼供養」とは呼ばず「遷仏法要」を行います。宗派によって作法が異なるため、ご不明な場合はご相談ください。
位牌も永代供養してもらう
遺骨と同様に、位牌を寺院に永代供養してもらう方法です。ただし、位牌の永代供養を受け付けている寺院は限られており、費用も寺院によって大きく異なります。まずは永代供養を依頼した寺院か、菩提寺にご相談ください。
永代供養後も「自宅に位牌を置く」ことを選ぶ方が増えている理由

お墓は遠方の霊園・寺院に任せながら、自宅には位牌を置いて毎日手を合わせる。そんなスタイルを選ぶ方が近年増えています。
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ライフスタイルへの適合
現代家具調にデザインされたお位牌も豊富に増え、大きな仏壇が置けないマンション住まいでも、モダンな位牌やミニ仏壇であればインテリアに自然に馴染みます。 - 心理的なよりどころとして
- 遠くの霊園ではなく、生活の中で共に過ごし、何かあったときに対話できる場所としてお位牌があることで、心の支えになるという声が多くあります。
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子どもや孫が自然に故人を感じられる
お骨が遠方の合祀墓にあっても、家の中に位牌という「目印」があれば、子どもや孫も自然な形で故人の存在を感じ、命の大切さを受け取ることができます。
位牌はお墓とは異なる「家の中の供養場所」

お墓が「遺骨の眠る場所」であるのに対し、位牌は故人の魂の依代(よりしろ)として、より日常に寄り添う存在です。墓じまいをして遠方の永代供養墓に移しても、家の中に位牌という確かな場所があることで、「いつでも会いに行ける」安心感が生まれます。
供養の形が変わっても、大切な人を想う気持ちは変わりません。日々の暮らしのそばに位牌という居場所を作ることが、これからの時代の新しい家族の形になっていくのかもしれません。
永代供養・墓じまいを機に、はじめて自宅に位牌や仏壇を検討される方にも、祈り習慣では現代の住まいに合ったモダンな位牌・ミニ仏壇を豊富にご用意しています。
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