失敗しないお位牌の文字入れオーダー方法（完全ガイド）

2025年12月26日

1. 文字入れは「一生に一度」。失敗しないための３つの原則

お位牌の文字入れは、故人様の存在を永遠に刻む、非常に重要な作業です。一度刻むと修正ができないため、オンラインでのご注文に不安を感じるのは当然のことです。この不安を解消し、完璧なオーダーを完了させるために、以下の３つの原則を必ずご確認ください。

宗派のルールを知る: お位牌に刻む文字（戒名・法名など）のルールを確認する。
文字の配置を知る: お位牌の表面と裏面の基本レイアウトと、必要事項の記載位置を把握する。
注文手順を厳守する: 当ストアの校正サービスを活用し、ダブルチェックを経て注文を確定する。

2. 必須知識：原則１戒名（法名）に関する宗派別ルールと「俗名」の選択

直葬を選ばれた方の中には、菩提寺や宗派を持たない方も多くいらっしゃいます。刻印する文字宗派への配慮貴社の推奨（合理的選択）俗名（生前の名前）宗派に関係なく使用でき、最もシンプルです。

【推奨】形式にこだわらず、日々心に馴染む供養を希望される方に最適です。戒名・法名菩提寺がある場合は、必ずお寺様から授与された正式な戒名をご使用ください。既に戒名がある場合は、ルールに従い正確に記載します。

【重要：宗派のご注意】仏教の宗派の中でも、浄土真宗は「お位牌」を用いず、法名軸や過去帳を使用するのが一般的です。浄土真宗のお客様は、菩提寺にご相談いただくか、過去帳などのご検討をおすすめします。

3. 実践編：原則２間違いを防ぐ！お位牌の基本レイアウトと配置

お位牌の文字入れは、どこに何を刻むかが決まっています。事前に基本レイアウトを把握しておけば、注文時のミスを大幅に防げます。

1. 表面（札板）に刻む内容

お位牌の正面中央には、故人様の「戒名」または「法名」を刻みます。
• 戒名・法名：一番大きく中央に刻印します。
• 宗派を示す文字：宗派によっては、戒名の上に「大」「妙法」「ア字」などの文字を小さく入れます（宗派がない場合は不要です）。

2. 裏面（裏板）に刻む内容

お位牌の裏面には、故人様の俗名、亡くなられた年月日、享年（行年）を刻みます。

【記載項目・記載内容・注意点】俗名生前の名前苗字まで入れるか、名前のみとするかは自由です。
【没年月日】亡くなられた日付漢数字（例：令和五年十二月二十五日）で刻むのが一般的です。
【享年／行年】故人様の享年または行年「享年」（数え年で亡くなった年）と「行年」（満年齢で亡くなった年）には違いがあります。事前にどちらを使うか確認してください。
【夫婦連名の場合】一般的には、中央に奥様の戒名と没年月日、向かって右に旦那様の戒名と没年月日を刻みます。

4. 注文手順：原則３注文完了までのステップ（入力ガイド）

お位牌の商品ページにある専用フォームは、以下の手順に沿って入力するだけで、正確にオーダーができるよう設計されています。各項目のポイントを確認しながら進めてください。

1. 基本設定（1〜5）

① 名入れの有無： 「希望する」を選択します。
② レイアウトパターン： 3種類（一人彫り・夫婦彫り・俗名彫りなど）から、理想の配置を選択します。
③ 梵字（ぼんじ）： 宗派の紋章を入れる場合は選択します。無宗教やこだわらない場合は「なし」で問題ありません。
④ 文字の入れ方： 「彫り」や「書き」など、お好みの手法を選びます。
⑤ 文字色： 金色や朱色など、お位牌のデザインに合う色を選択します。

2. 故人様の情報の入力（6〜10）

ここが最も重要な「文字入れ」の核心部分です。お手元の資料（白木位牌やメモ）を確認しながら入力してください。

⑥ 戒名・俗名： 故人様のお名前を入力します。俗名の上の「氏」や「生前」といった頭文字が必要かどうかも選択できます。
⑦ 命日： 亡くなられた年月日を入力します。
⑧〜⑩ 年齢の表記： * 「行年（ぎょうねん）」か「享年（きょうねん）」か。
- 年齢のあとの単位を「才」にするか「歳」にするか。これらは正解があるわけではなく、ご家庭や地域の慣習、またはお位牌のデザインに合う方を選んで構いません。