コーディネート#3 仏壇を使わないコーディネート

コーディネート#3 仏壇を使わないコーディネート

お墓や大型の仏壇を持たず、ご自宅のコンパクトなスペースにお位牌や骨壷などを安置し故人をお祀りする手元供養は、近年増えているミニマルな供養の形です。

今回は手元供養の中でも、お位牌、骨壷と仏具で作る非常にシンプルなコーディネート例をご紹介いたします。出来るだけコストを掛けず、かつ故人様への尊敬や大切な想いを忘れさせない重厚感を演出してみました。

コンパクトで上品なミニ骨壷「ロータスミニポット」

「ロータスミニポット」は、しずくを思わせるやわらかな丸みが特徴の手のひらサイズのミニ骨壷です。置く場所を選ばず、暮らしの中に自然と溶け込みます。表面には落ち着いた光沢があり、レトロな家具との相性も良く、祈りの空間にやさしいアクセントを添えます。専用の収納袋も付属しており、大切なお骨を大切にお守りします。

骨壺:「ロータスミニポット ゴールド

やさしい音色が祈りを整える「チェリン」

お位牌や骨壷とともにそっと添えたいのが、小さなおリン「チェリン」です。今回は黒漆のタイプを選び、空間全体の落ち着いた雰囲気に調和させました。控えめでやさしい音色は、祈りの時間に静けさと集中をもたらし、日常の中で自然と手を合わせるひとときを作ります。

おりん:「チェリン 黒漆

祈りの気持ちを、自分らしい形で

白く透明感のある一輪挿しの花瓶をアクセントに加えることで、軽やかさを添え、空間にリズムを生み出しました。

今回の撮影は、アンティーク家具と白塗りの壁が映える、改修された古民家の落ち着いた空間で行いました。年月を重ねた素材の温もりと風合いが感じられ、懐かしさと静けさのある祈りの場を演出しています。季節の花や柔らかな灯りを添えることで、より自分らしい祈りの空間へアレンジできるのも、手元供養の魅力です。

形式にとらわれず、自分の暮らしや住環境に合わせて自由に故人を偲ぶ手元供養は、これからますます広がる供養の形です。今回のコーディネート例が、大切な祈りの空間づくりにお役立ていただければ幸いです。

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